●市況について
・小規模建築物用の小型エレベーター業界の総需要は15年度は約1050台でしたが19年度は1480台迄大きく増加してます。
背景としては、現在供給がひっ迫している業務用(ビル用・マンション用等)エレベーターから、通常供給可能な小型エレベーターへの機種変更や小型エレベーター自体の認知度が上がってきた、という事があると思われます。
小型エレベーターは業務用エレベーターに比べ定員は少ないですが、省スペース、低価格であるメリットがあります。
業界の20年度年間販売見通しは消費増税後の反動やコロナ禍の影響もありますが設置台数は前年程度は最低確保、中長期的には業界自体が大きく成長すると見込まれます
・特に1都3県合計の総需要は、15年度約250台でしたが19年度は480台と約2倍と大きく増加してます。都市部は業務用エレベーターではオーバースペックな小さな建物が多数存在し、且つ省スペース、低価格な商品であるという事の認知が広がり、併せて業務用エレベーターの供給ひっ迫もあり、採用が増えたのではないかと推測しております。
加えて、ご採用頂く建物用途も拡大し、小さな賃貸住宅や小さな事務所ビルへの採用も拡大していると思われます。
・当社小型エレベーターのお見積もり数の前年比推移は20年度4~6月前年維持 7~9月前年二けた成長 10~11月は 7~9月以上の前年二けた成長でした。
コロナ禍での緊急事態宣言下の1Qも前年維持し、その後対前年比で大きく推移してます。併せて業界自体も大きく増加していると思われますので、小型エレベーター業界は短期的にも、2021年以降も対前年で大きく増加するとみてます。
●オススメ商品
6月に発売しました小型エレベーターの新商品「ウェルハートVSシリーズ」をご紹介させて頂きます
<現在発売商品からの改良点>
①業務用エレベーター(ビル用、マンション用)と同じ操作性を装備(ボタンや表示装置等)
②下降速度のアップ(下降速度を毎分30m(従来は20m)
●市場からの反響
大変ご好評で、お見積もり台数は当社の過去の新商品の約2倍のスピードで増加しております
業務用エレベーターからの切替が促進されている、又従来業務用エレベーターのご採用を断念していた
建物への設置が進んでいる、と推測してます
本商品は業務用エレベーターと比較し下記3つの優位点がありますのでこの点が決め手になっていると思われます
①省スペース ②低価格 ③木造建築物への直設置可能